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beyonyoの旅日記

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出歩くのが大好きなbeyonyoの写真の記録

かわちながの百景045 2011・6・19

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この碑は、もと阿弥陀寺跡(現在瓦谷甚吉氏屋敷)にあったものを、六十年程前に、故田中末太郎氏が現在の田中忠勝(末太郎のおい)所有地に移されたということである。
同居のお地蔵さんとともに、村中の十何軒かが地蔵講を作り、当家を定めて祭祀の当番をされる。
民家の庭先きのせまい一隅ではあるが、傾いた一本の松の根元に、きちんと並んでおられる。
初夏の陽光が梢を洩れて、碑面に美しい斑点を描いていた。
                        井上喜代一氏  文


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               「十三仏板碑」 10,11,1

西高野街道沿いに位置し現在原町の地蔵講によって祭られており、これらは当地の南側にかつて存在した
二十世紀初めに廃寺になった阿弥陀寺の境内にあった墓地に祭られていた。
同寺の廃寺後、旧境内の北側の当地に祭られた。
今は無き阿弥陀寺の存在を伝えている。

傾いた一本松はすでに無く現在はお堂の中におさまり、地蔵講の皆さんで大事に祭られていた。
スケッチの風情は無いが、十三仏の前に来て、新しく西高野街道を知ることが出来た。
又、ここは、極楽寺や割坂と、かわちながの百景の散策のスタートになった所。
by beyonyo | 2011-06-19 05:07 | かわちながの百景 | Comments(0)

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