かわちながの百景NO、76 2011・10・25
島谷の雨
井上喜代一氏のスケッチ
1985,5,24
予定通り雨でも決行することになって、写生会の一行八名が島谷の一本道を一番奥まで歩いた。
女性が多いので、色とりどりのコートや雨傘、それにおしゃべりがにぎやかだから、静かな山村をちょと驚かせたようだ。
高いところの家ゝから一斉に眺めておられるのが見える。
村の出来事は、一瞬にして村中に知れ渡るのではないかしら。
少し引き返して、それぞれ適当な雨宿り場を捜して写生する。
田植えの準備が終わった山田に雨が降る。
井上喜代一 文
島谷の雨 11,8,31
雨に煙る島谷
島谷の里最終地点
先日来たときは、急な大雨になり車から出られない状態でやもう得ず引き返した。
今日も又雨の散策になって、景色は島谷の雨タイトルそのものである。
帰り道家の軒に腰をかけ雨にけむる谷の前の山を眺める老人の姿が心に残った。