かわちながの百景NO、82 2011・11・23
荒日丸大明神
井上喜代一氏のスケッチ
1984,3,25
南海バス石見川終点、石見川停留所のま下の田園の中に、高さ2メートルほどの岩が一つ、でんと座っていて、横に小さな祠が建っている。
岩は不動明王の御仏体で、祠には荒日丸大明神をお祀リしてある。
そういえば、岩の形は明王の坐像にみえる。
この田園は川上村最後の村長であった竹鼻真作さんの所有地であることから竹鼻家がおまつりしているのである。
村の人々は誰も由来をしらない。
一説にはこの岩石は、天から降ってきた隕石であるという。
荒日丸大明神 11,11,22
終点一つ手前のバス停付近で、一輪車を押して帰ってこられた年老いた婦人に尋ねたら、終点のバス停の下にあると教えていただいた。
この方も、表札が竹鼻さんだった。
話の中に、この方も天野山から嫁いで来た方で、井上喜代一先生は良く知っているとの事、話が弾み、石見川の事も色々と教えてもらた。
この上に、鳥地獄という場所があり、何かガスが噴出ているのか、冷えた温泉なのか、この上を鳥が飛ぶと死ぬと言われているらしい。
45~6年前に、仕事で毎日のように通った家が近くにあるので、もっと詳しく聞きたいと立寄たが留守であった。
この場所を最後に金剛山を抜け奈良県五条市に至るR310号線である。
石見川の里全景
全景の写真を撮ったが、登り坂とカーブの連続で、峠の金剛トンネルを抜けた所まで走りUターンして帰ることになった。