姫路城⑩ 扇の勾配 2015・9・20
扇の勾配 15,8,31
お菊の井戸から下ってすぐの所に「扇の勾配」の石垣がある。
高石垣の角の所を横から見ると上に行くほど反り上がる曲線を描いて、扇を広げたときの曲線に似ていることからこうした曲線をもつ勾配を「扇の勾配」と呼んでいます。
石垣が高くなるほど内部から積石には大きな圧力がかかり、石垣を崩す原因になります。
その力に耐えられるように裾部は傾斜を緩くしています。
上部は垂直に近い急傾斜なので敵に石垣を登らせないようになっているといわれます。
また、石垣の角には、直方体の石を長短の辺が交互になるように積まれています。
直方体の石が算木に似ていることから算木積といいます。
高石垣が築かれるようになる慶長期(16世紀末から17世紀初め)に完成した積み方です。
(説明版を写す)
をの門跡
いの門跡からぬの門跡を経て大天守へ向かう道を下道といいます。
をの門は、下道の最初の門になります。
門は高麗門形式で、その横にりの櫓がありました。
をの門からぬの門までの間は一つの大きな枡形空間形づくっており下道における防御の要ともなっています。
をの門とりの櫓は、明治15年(1882)2月に失火によって焼失されました。
(説明版を写す)
大手門から進んで来て、大天守閣へと、西の丸との分かれ道からお菊の井戸の方面に行く途中に下道があり城内で天守に行く近道のように感じた。
なるほど「扇の勾配の」石垣と「をの門」重要な所であることが分かる場所であった。
をの門跡付近から望む大天守
昨日、大天守閣の最上段の窓枠にドロンが激突傷がついた報道を聞いたが、今年3月に約24億円の総工費を投じ、延べ1万5千人の職人数で新装なったばかりの国宝世界遺産、心無い悪戯か残念なことである。
一層厳しい規制で管理してほしい。
★やっちょんに彼岸の仏花を買いに行き帰って西方院にお墓参りに行き、太子によく流行るパンの店でパンを買い、二上山公園で昼食、彼岸花を散策して帰宅。
疲れたので1時間昼寝。
4,710歩