闘病記 2016・6・28
ゴルフ場への道 16、6,24
「右精巣腫瘍摘出手術」
5年前の春、右顎下腺手術の結果、脾臓に悪性リンパ腫の末期癌の診断を受け、抗がん剤投与の結果癌は消え今日に至った。
その間、年に3度のペット撮影検査を受け続けて5月23日15回目のペット撮影の結果6月3日の血液疾患の定期診断で、右睾丸に悪性リンパ腫瘍の疑いあり、早速泌尿科の診察を受け、6月21日入院22日手術と決定。
入院までの17日間、園芸その他の用事を済ませ当日を迎える。
21日(火)
9:30入院後、麻酔の説明を聞き、明日の手術の心構えなど看護師さんの説明を受け夕食から絶食。 3,666歩
22日(水)
朝6時から水分も中止、10時浣腸、手術は予定より少し早くなり13:15希望の選択で歩いて手術室へ、昨日説明を受けた担当の看護師さんが迎えてくれた。
手術は出口先生と他5人の先生で、脊髄に下半身麻酔を腰を曲げエビの様な姿勢になり前からしっかりと看護師さんが抱いて支えてくれる一番危険な瞬間を無事に終わった。
手術は約2時間弱で無事に完了。
病室に戻り3時間30分後やっと水が飲めた、上半身はどこか体調が変な感じだが手術あとは痛みもなく経過していくが、尿道に入っている針が痛くて眠れない、看護師さんの勧めで座薬を入れてもらい楽になる、枕も出来ない状態が6時間過ぎ麻酔が覚める。 289歩
23日(木)
朝を迎え先生の往診、敵出した精巣を見せてもらった一見14~15センチ×3センチ鶏肉の様な感じがした。尿道の針を抜き身体中に着けていた管(パイプ)を取ってもらい看護師さんに付き添われ尿の量と色を記録する別のトイレに行く、尿道の針のあとが痛く排尿できない、無理に排出しようと頑張ると急に冷汗が滝のように、たちまちパジャマもずぶぬれ足も立っていられなく、急遽トイレの呼びボタンを押す。
看護師さん二人が駆けつけ血圧測定、70~40と急速に血圧低下帰りは車椅子(6度の入院で初めて)になる。麻酔の後遺症かも? 729歩
24日(金)
朝の往診で今日でも退院できるが傷口のあとの念のため27日退院の予定となり、風呂の許可も出て
13時の一番風呂に行く。 5,005歩
25日(土)
尿道の針を抜いてから46時間の尿量4,040リットル色も最低の黄色、完璧で記録も中止となる。
先生から摘出した腫瘍は新しい癌ではなく悪性リンパ腫の転移らしい、決定は7月8日に判ると云われた。
長男と孫が入院を知らずに来る。 5,212歩
26日(日)
土、日曜は風呂がないので看護師さんの勧めで16:00シャワーを浴びる。
明日退院の最後日を迎え痛みはゼロ出血もなく、通常は腫れて痛みが伴うと云われていたがそれもなく、麻酔後の動けない状態と尿道の管の苦痛がが印象に残った入院だった。
8,096歩
27日(月)
今回、入院になる以前親友H氏が5月25日に同じ病院に腸閉塞で入院、S字結腸癌と宣告を受け胆石10個胆汁などで5時間に及ぶ大手術を受けた。
同じ時季に共に癌の手術を同じ病院でして、同じ釜飯を食うという因縁を感じた。
手術後談話室で逢ったり、短い日数であったが売店で新聞を買って毎朝配達した。
彼の言うのに片方の球がなくなり傾かないように歩け、大笑いで握手して入院中の別れになった。
彼の娘さん二人が連日病室に来てくれ心丈夫な入院生活が送れた。
自然の環境の中の良い病室で先生をはじめ看護師さんの手厚い優しい介護を受け、早期発見と近代医学の素晴らしさに感謝して午前11時無事退院できた。
帰宅後、待ち受けていた盆栽の手入れで忙しい、sarubia のノルデックの友人が来客、帰り雨になり車で送る。無理をせず18:00で作業を終わる、変化のある一日が終わる。
9,206歩