熊野古道・馬越峠 2009・9・2
「熊野古道・馬越峠」 09,8,31
三重県紀北町散策中、馬越峠に立ち寄った。
この地方は日本一雨量の多い土地で、峠のぬかるみを防ぐための石畳が敷かれ石畳を歩く感触は一味違うものだった。
古来より熊野三山「本宮大社」「速玉大社」「那智大社」に参詣する道であるとともに地域住民の生活道路としても利用されていた。
また江戸時代初期に紀州藩により、「熊野往還道」として伊勢(田丸)~新宮~和歌山間が整備され、紀州半島における地域産業の振興にも大きく貢献することにはった。
(海山町と尾鷲市の境・馬越峠)
苔むした石畳道は、桧美林と見事にマッチし往時の姿を偲ばせている。
夜泣地蔵・桜地蔵などの石仏、一里塚跡があり、また道の傍らを流れる谷水は、巡礼者や参拝者の喉を潤す憩いの場として利用されていた。
(説明板より)
「夜泣地蔵付近」
石積の祠で、明治までは旅人の無事を祈る石地蔵があったといわれている。
やがて地区の人々が子供の夜泣きを封じを祈って夜泣地蔵と呼ぶようになり、今も新しい哺乳瓶が供えられている。
今回は予期せぬ突然の立ち寄りで、600メートル往復しただけ、いつか完走してみたい。
出発 AM 8:00
帰宅 PM 21:30
所要時間 13時間30分
走行距離 410キロ