かわちながの百景NO、85 2012・1・11
建掛けの塔
井上喜代一氏のスケッチ
1963、10,30
建武の中興なり、平和がおとずれたので、楠木正成は敵味方供養のため、三重塔の建立を発願するのだが、足利尊氏の謀反により、ふたたび動乱の業なかばにして出陣。
ついに帰らざる人となるのである。
後年、第一層に、茅の屋根を冠して、建掛塔と名づく。
かえって閑素、えもいわれぬ構築の美しさである。
建掛塔 観心寺 11,11,6
1995,2 撮影
観心寺金堂と正成の首塚の中間に位置し何度訪れても正成を偲ぶ事を出来る建物です。