極楽山 浄土寺にて
浄土堂から随分離れたところに、観喜院があり山門を入り浄土堂の拝観をお願いすると若奥さん?が鍵を持って案内していただいた。中に入ると正に浄土の別世界であった。
20分ほど説明を聞く。
円柱から何本も突き出ている挿肘木、木鼻とこの挿肘木とを結ぶ力強さ、天井を張らずに化粧屋根裏を高いところまで見せる雄大さ、西の方角背面に透かし蔀戸が作られている。
浄土寺パンフレットより引用させていただきました
土間以外は全部朱色に染められた、中央正面に木造阿弥陀如来と両脇侍立像があり阿弥陀如来の高さは5,3M あり三躯とも佛師快慶の作。
建物仏像ともに明治34年に国宝指定。
いずれも雲形の台座に立たれ屋根裏いっぱいまでの重量感で西陽の光が土間に映って朱色に反射して、仏様を西方極楽浄土よりの来迎の姿として浮かび上がらせる演出は鎌倉時代
建久三年(1192)に考えられた素晴らしい重源上人のお知恵、思わず心より手を合わす清い心になれた。
お堂の裏透かし蔀戸
ユーモアのある謎の石物
藤の花 瓦
開山堂
重源上人像
浄土寺パンフレットから引用させて頂きました
夕日の反射で浮かび上がる仏様を今一度見たいものです。