海柘榴市観音 2015・11・13
海柘榴市観音 三輪金屋 15,10,24
海柘榴市(つばいち)は古代から栄えた交易市です。
大陸の使節も大和川の舟運を利用して、この地まで遡りました。
この市は歌垣で有名です。
人々は歌を通じて愛を交歓したのです。
王朝以来ここはまた長谷寺詣での宿場として栄え、「枕草子」「源氏物語」「かげろう日記」などにも登場します。
古くからあった観音堂が老朽したので、近時建てかえられました。
海柘榴市の 野路に飛び交う 虫や何
佐藤春夫
観音堂のはせ道にある今東光書の万葉歌碑
むらさきは 灰さすものぞつば市の 八十のちまたに 逢へる児や誰
巻十二 - 三一〇一
作者 未詳
書 今 東光
大和川上流を望む
つば市の歴史も知らず今回来て見て、古いいわれのある細い「はせ道」に思いを込めて歩いた。
大和川はこの地の繁栄に大切な水路であった事を想い風景を眺め良い散策になった。
たらちねの 母がよぶ名を申さめど 道ゆく人を誰と知りてか
巻十二 - 三一〇二
★sarubia 携帯故障で息子が来て、メモリー交換無料で使えるようになった。
新しく小さい植木棚を造る。
4,015歩